パチンコホール経営企業において、スマート遊技機導入による活発な設備投資需要が継続しております。このような市場環境のもと、『パチンコホール向け製品等』の売上は、スマート遊技機専用を含む当社カードユニット「VEGASIA」、情報公開端末「REVOLA」、「BiGMO PREMIUM」の販売台数が好調に推移し、また、2024年7月からの新紙幣流通に先駆けてカードユニットの改刷対応需要により、前年同期を大幅に上回りました。『サービス』の売上は、主要なサービスが堅調に推移し、スマート遊技機登場による市場変化への対応に関連したMIRAIGATEサービスの加盟店舗数が増加したこともあり、前年同期を上回りました。
この結果、当事業の売上高は494億12百万円(前年同期比88.5%増)、セグメント利益146億3百万円(同166.0%増)となりました。
市場全体のパチンコ機販売台数が減少した影響もあり、遊技機向けの表示ユニット及び制御ユニット販売は前年同期を下回りましたが、部品販売は前年同期を上回りました。
この結果、当事業の売上高は44億99百万円(前年同期比20.2%減)、セグメント損失3億90百万円(前年同期はセグメント利益1億40百万円)となりました。
2024年7月からの新紙幣流通に伴うカードユニットの改刷対応について、特に2024年度の上期に需要が集中することが見込まれるため、最大限に応えられるよう準備を進めてまいります。また情報公開端末として5年ぶりの新製品となる「REVOLAⅡ」及び「DUALINA」ですが、期初から大変ご好評をいただいており、スマート遊技機導入によるファンへの訴求力向上を目的とした設備需要は活発化する見込みです。
「スマート遊技機」への遊技機市場の変革に迅速に対応してまいります。また、スマートパチスロ事業の早期参入を目指し機種の開発を進めております。グループ会社と連携し、企画開発力のさらなる強化とともに、スマートパチスロの製造・販売に向けた体制強化を進めてまいります。