DK-SIS白書2022_opt_mosaic
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5 業界総粗利と遊技機購入費考察DK-SISで見る業界動向2017年3.520.832.6923.6%2,120,000387,0000.472018年3.380.672.7119.8%1,750,000385,0000.402019年3.240.692.5521.3%1,730,000400,0000.412020年2.350.551.8023.4%1,340,000409,0000.332021年2.390.701.6929.3%1,710,000411,0000.4436(兆円)6.005.004.003.002.001.00業界総粗利規模(兆円)遊技機購入費用(兆円)遊技機利益規模(兆円)遊技機購入比率総販売台数(台)1台当たりの遊技機価格(円)入替回転数◆遊技機購入費用・総販売台数に中古機は含まない。  ◆遊技機利益は、業界総粗利から遊技機購入費用を差し引いたものである。0表1.22 遊技機購入費用と遊技機利益推移(2017年2018年遊技機購入費用2019年推測)(2017~2021年)遊技機利益2020年2021年ここでは遊技機の購入費用についても推測を行い、業界総粗利から遊技機購入費用を除いた遊技機利益の推測を行うことにする。なお、遊技機の販売台数・遊技機購入費用は、DK-SISの独自調査によるデータである。以下のデータはこの考え方を基に算出したDK-SISの推測する過去5年間の業界全体の遊技機利益推移である。2021年の遊技機購入費用は約0.70兆円とコロナ禍前である2019年と同程度になった。新規則機への入れ替えを進める必要があったことで、遊技機の総販売台数が増加したことが要因である。結果として2021年の業界総粗利から遊技機購入費用を差し引いた遊技機利益はコロナ禍の影響が大きかった2020年より減少しており、遊技機入れ替えの費用が店舗の利益を大きく圧迫している状況が見て取れる。2022年は、新規則機への入れ替えが完了したことに加えて、コロナ禍から波及した世界的な半導体不足の影響で、遊技機販売台数が減少することが想定される。全体的な遊技機費用の面では2021年より減少すると思われるが、1台当たりの単価も年々上昇が続いている。少ない遊技機の中から好業績となる機種を選定する必要があり、遊技機の選定が店舗の運営において非常に大きな要素であることには変わりはない。自店の規模・客層を踏まえた最適な機種購入・台数選定に、より一層注力することが望まれる。遊技機購入費用と遊技機利益・ファン人口に関する考察・遊技機利益減少幅が過去5年と比べて大きい

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