DK-SIS白書2022_opt_mosaic
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0---0 で 業 動 ◆4円パチンコのみの集計 ◆台数シェアは各年12月末時点4円パチンコの業績は、2020年と比較してアウトは約2%・粗利は約10%の上昇となった。4円パチンコのアウトが上昇したのは、パチスロが4号機から5号機へと完全移行した2007年から2008年にかけて以来の実に13年振りとなる。過去5年間の推移を見ると、コロナ禍前の2019年まではアウト・粗利ともに緩やかな下落傾向が続いていたが、2020年はコロナ禍による影響で過去に類を見ない下落率となった。2021年は上昇に転じたとはいえ2019年以前と比較するとアウトで約20%、粗利でも約10%の下落となっており、まだまだコロナ禍前の状況には遠く及ばない。アウト(個)遊技時間【稼動時間】(時間)売上(円)粗利(円)遊技時間売上 【稼動時間売上】(円)遊技時間粗利【稼動時間粗利】(円)総遊技機内台数シェアパチンコ内台数シェアDK-SISで見る業界動向2017年14660-2018年14390-【2:56】21,7233,320-【2:53】21,4693,286-【7,380】【7,430】【1,130】34.7%56.4%【1,140】34.3%56.1%2019年13860-【2:46】20,8563,202-【7,490】【1,150】34.1%56.0%2020年110402:192021年112302:22【2:13】17,5152,6557,540【2:15】19,1892,9258,110【7,900】【8,510】1,1401,240【1,200】34.5%56.7%【1,300】35.9%58.3%対前年+190+0:03【+0:02】+1,674+270+570【+470】+100【+100】+1.4%+1.6%24(個)400003500030000250002000015000100005000表1.8 アウト2017年2018年 4円パチンコ動向(2017年~2021年)粗利2019年2020年2021年(円)8,0007,0006,0005,0004,0003,0002,0001,000以下のデータはDK-SISにおけるパチンコ機1台当たり(4円パチンコのみ)の日平均データの過去5年間推移である。遊技時間売上・遊技時間粗利に目を向けると、どちらも2020年と比較して上昇しており、過去5年と比較しても上昇幅が非常に大きくなっている。台数シェアに注目すると、4円パチンコの台数シェアは年々縮小していたが、2020年以降は上昇に転じており、2021年は上昇幅が大きくなっている。 2021年は2020年に引き続き新型コロナウイルスの影響が非常に大きく、コロナ禍前と比較すると業績の下落が著しい。しかし4円パチンコだけで見ると、アウトが上昇に転じており、長期にわたって下落傾向が続いていた状況からは変化していると言える。ただ、2020年以降の遊技時間粗利高騰は現状の好転しつつある状況に水を差しかねず大きな懸念材料である。4円パチンコ・4円パチンコのアウトが13年ぶりに上昇・4円パチンコの遊技時間粗利急上昇が懸念材料

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