DK-SIS白書2022_opt_mosaic
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ダイコク電機株式会社DK-SIS室 室長 最後まで本白書をご覧いただき、ありがとうございます。DK-SIS白書も創刊してから19年目となりました。2021年はコロナ禍により延長された新規則機移行への実質的な経過措置最後の年でした。2022年2月から業界は完全新規則機での営業となっており、本白書にて掲載しましたが、昨年4円パチンコは13年ぶりにアウト・売上・粗利のすべてが前年を上回り今年も好調を維持しています。一方20円パチスロは未だ業績回復の兆しは表れておらず、すべてが6号機となり厳しい状況が続いています。 2021年は経過措置最後の年であったため、コロナ禍に見舞われた2020年より新台販売台数は大幅に増えましたが、2019年以前と比較すると少ない台数であり、2020年を除けばこの10年で最低の販売台数になります。このため、4円パチンコが好調であった2021年でも店舗に導入しなかった機種は数多くあると思われます。 2022年において好調な4円パチンコを維持していくために入替戦略は必須となります。しかしながら世界的に半導体などの部品不足が解消されておらず、多くのメーカーにおいて潤沢に新台の台数を提供できない状況が続いています。このような状況であるからこそ、本白書にて昨年登場した比較的新しい遊技機を業績貢献と合わせてご確認いただき、自店における入替戦略の参考にしていただけると嬉しく思います。導入されなかった遊技機について放置したままにせず、今一度必要かどうか検討されることも大切なことであると考えますのでご実施いただければと思います。 最後に、前回規則改正が行われて完全新規則機に移行した際の傾向を考えると、2022年は2021年よりも多くの店舗が閉店すると予想しています。本白書をご購入いただいた皆様方におきましては本白書に掲載した業界動向、タイプデータ、機種貢献データ、過去のセミナー内容などが少しでも営業にお役立ち、厳しい業界を生き残っていく一助となれば幸いです。あとがき片瀬 宏之

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