DK-SIS白書2022_opt_mosaic
19/250

8パチンコ内規・パチスロ自主規制の変更、さらなる自主規制緩和の動きも回胴式遊技機製造業者連絡会による自主規制の2018年2月に改正規則が施行されたが、2021年においても様々な目的で日工組による内規、改正が行われた。2 2021年の業界考察DK-SISで見る業界動向17機種単位で統一)が認められている(ただし遊タイム中は除く)。これにより、2021年12月に「P真・花の慶次2…M3-VC」(ニューギン)が、a時短中・c時短中に改めてc時短に当選した場合に後から当選したc時短の内容に書き換えることで、従来の転落確変のゲーム性に加えて時短の性能にも変化を加え、「確変から時短への転落+時短中の時短の再セット」といった新しいシステムを実現したタイプの遊技機として登場した。された。有利区間が長くなったことで、モード転落させることなく最終的にATに当選させるといった形の、モードアップ方式のゲーム性を実現しやすくなり、このようなゲーム性を持つ遊技機が登場した。が変わるわけではないため、この緩和によってすぐにパチスロが好転するとは考えにくく、まずはゲーム性の幅が広がった段階であると考えている。今後においてもスマートパチスロの登場も含めて規制緩和の方向に動くと想定されることから、これらによるゲーム性等の向上によってパチスロの業績が少しでも好転に向かうことが待ち望まれる。パチンコ 時短中に改めてc時短(いわゆる突然時短)に当選する機種の登場(2021年12月)2019年末に遊タイム(b時短)と合わせて、低確率電サポ無し時にc時短の搭載が日工組内規で認められた。2020年7月に「P貞子3D2…S2B」(高尾)で初めてc時短が搭載され、2020年10月には「P真・牙狼RS」(サンセイアールアンドディ)が登場し、STが終了した4回の残保留にのみc時短を搭載し、STの引き戻しとして活用された。2021年末時点の内規では、これに加えて低確率電サポ有り時(時短中)に改めてc時短を抽選すること(当選した場合は上書きか無視かをパチスロ 6.2号機の登場(2021年6月) 有利区間上限 1500G→3000Gにパチスロでは、2021年6月に有利区間の上限が3000Gとなった6.2号機として、「Sうしおととら雷槍一閃」(大一商会)・「Sマジカルハロウィン~Trick…or…Treat!~」(ファイトクラブ)の2機種が登場し、それ以降も続々と市場へと投入パチスロ 6.5号機 パチスロ自主規制の緩和 (2022年1月より型式試験申請開始) 有利区間MY2400枚から差枚2400枚へと変更 有利区間上限 3000G→4000Gに2022年1月には、有利区間の上限が3000Gから4000Gへとさらに長くなったことに加えて、有利区間内の最大のMY(持ち玉数)が2400枚までだったところを有利区間内の差枚数が2400枚へと緩和されることとなった。これにより、有利区間の中で吸い込んだ枚数も含めて放出に回すことができるようになるため、従来との比較ではより大きなスランプが作れると期待できる。ただし、従来から存在する型式試験の内容

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る