DK-SIS白書2020_opt_mosaic
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-170-110-13091「貸し玉料金引き上げ」業績比較期間4.00円業績差◆店舗比率はパチンコを4円以上で営業している店舗における比率であるため、第1章8節「拡がる貸し玉料金引き上げの動き」に記載した店舗比率とは異なる。1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月DK-SISで見る業界動向  第1章 アウト(個)12600売上(円)21,00020,10020,10019,90019,50019,00020,20021,00019,00017,70017,20018,800粗利(円)4円超え玉粗利(円)粗利率(%)店舗比率(%)アウト(個)14900売上(円)22,20021,30021,20021,00020,70020,40021,30022,30020,50019,90019,40021,200粗利(円)玉粗利(円)粗利率(%)店舗比率(%)93.9アウト(個)-2300-2300-2100-2100-2300-2300-2000-2200-2100-2500-2500-2800売上(円)-1,200-1,200-1,100-1,100-1,200-1,400-1,100-1,300-1,500-2,200-2,200-2,400粗利(円)玉粗利(円)+0.07粗利率(%)12100122003,8303,5203,5000.300.290.2918.217.517.46.16.16.114400143003,4603,1503,1400.230.220.2215.614.814.893.993.9+370+370+360+0.07+0.07+2.7+2.7+2.61200011700114003,4903,4603,3300.290.300.2917.517.717.56.56.66.61410014000137003,1903,1803,0800.230.230.2215.215.415.193.593.493.4+300+280+250+0.06+0.07+0.07+2.3+2.4+2.4122001280011600107003,3803,7203,3202,9100.280.290.2916.717.717.57.17.27.3142001500013700132003,1303,4803,1503,0400.220.230.2314.715.615.492.992.892.7+250+240+170+0.06+0.06+0.06+0.04+2.0+2.1+2.110300111002,8503,1300.270.280.2816.416.616.68.58.78.712800139002,9603,3000.230.230.2415.315.315.691.591.391.3+0.05+0.04+1.2+1.3+1.1表1.32 2019年パチンコ貸し玉料金別業績推移45 以下のデータは2019年のDK-SISにおける、貸し玉料金4円超えで営業しているパチンコと4.00円(4円ちょうど)で営業しているパチンコの業績を比較したものである。 2019年におけるパチンコ貸し玉料金別の業績を4円超えと4.00円で比較すると、9月までは4円超えの方がアウトは10%以上低く推移している一方で、粗利は5~10%程度高く推移している。そして10月以降は消費税が増税されたことで、4円超えでの営業を実施する店舗がわずかに増加した。しかしながら10月以降もアウトの平均は伸びておらず、粗利率が低くなったことで、粗利も4.00円の店舗より低くなっている。 そもそも4円超えに移行する目的を考えてみると、まずは売上が上昇することを狙って粗利を少しでも増やしたいというところがほとんどではないだろうか。しかしながら4円超えを実施している店舗の売上平均が、4.00円の店舗の売上平均をかなり下回っており、売上を上げること自体ができていない。粗利にしても粗利率が高いことで4.00円の店舗を上回る状況が本来の目的通りの結果かどうかは疑問である。 2019年に入り、10月に消費税が増税されたものの、貸し玉料金を4円超えに引き上げる動きはそれほど大きな拡がりを見せておらず、上記の結果を踏まえた様子見が続いているのではないかと考えられる。9 「貸し玉料金引き上げ」業績比較

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