DK-SIS白書2020_opt_mosaic
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4円パチンコ動向(2015年~2019年)33業界3333311111113アウト(個)稼動時間(時間)売上(円)粗利(円)時間売上(円/時間)時間粗利(円/時間)総遊技機内台数シェアパチンコ内台数シェア2015年164403.3027,1593,8308,2301,16036.8%58.0%2016年156603.1424,4653,6227,7801,15035.4%56.9%2017年146602.9421,7233,3207,3801,13034.7%56.4%2018年143902.8921,4693,2867,4301,14034.3%56.1%2019年138602.7820,8563,2027,4901,15034.1%56.0%対前年-530-0.11-613-84+60+10-0.2%-0.1%24(個)400003500030000250002000015000100005000表1.8 アウト2015年2016年粗利2017年◆4円パチンコのみの集計 ◆台数シェアは各年12月末時点2018年2019年(円)8,0007,0006,0005,0004,0003,0002,0001,00000 第1章  DK-SISで見る業界動向4円パチンコ・4円パチンコの業績下落傾向が続く・4円パチンコの時間売上・時間粗利は横這いながら高い水準が続く 以下のデータはDK-SISにおけるパチンコ機1台当たり(4円パチンコのみ)の日平均データの過去5年間推移である。 4円パチンコの業績は、2018年と比較してアウト・粗利ともにわずかながら下落した。過去5年間の推移を見ても、アウト・粗利ともに下落傾向が続いている。 時間売上・時間粗利に目を向けると、どちらも2018年と比較して横這いとなった。台数シェアに注目すると、4円パチンコの台数シェアが年々縮小しているものの、2019年はその傾向が非常に弱まっており、傾向に若干ながら変化がみられる。 営業の一端を担う4円パチンコの下落傾向が続いていることが、継続的な業界縮小の大きな要因となっていることは間違いない。改正規則の施行により出玉性能が抑えられる中、時間粗利は20円パチスロと比べてかなり高くなっており、粗利率も高止まりしている。それによりファンの勝ち体験率が低くなることで、ファン離れが続いている(アウトが下がる)という構図が推測される。この悪循環を断ち切らない限りは、根本的な業績の回復を見込むことは難しい。アウトを向上させるためには、新機種の導入も重要ではあるが、その新機種を適正な時間粗利で活用し、継続して遊技してもらえる環境を整えることもまた重要なのではないだろうか。

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