DK-SIS白書2020_opt_mosaic
21/274

業界に関連する立法・行政の動き 2018年2月に改正規則が施行されたが、これは2016年12月にIR整備推進法案が成立した際の附帯決議として、ギャンブル依存症対策が掲げられたことによるものである。さらには2018年7月にIR実施法案が可決・成立し、2019年3月にはIR整備法施行令が閣議決定され、カジノ設置に向けた動きが着実に進んでいる。2020年1月にはカジノ管理委員会が発足し、今後「最大3ヶ所」のカジノ設置場所の選定が進められることとなっている。212019年1業界考察DK-SISで見る業界動向  第1章 19 また、2018年7月には「健康増進法の一部を改正する法律」が成立し、2020年4月からの全面施行が決定された。パチンコホールにおいては原則屋内禁煙だが、条件付き(煙が屋内に流入しない等)で喫煙専用室の設置は認められている。2019年に準備を始めるホールも見られたが、本業界の喫煙率が非常に高いことから、多くのホールは2020年4月直前まで対応を見送った。 2019年7月には参議院選挙が実施され、比例全国区において業界として初めて国政選挙に「おだち源幸」候補を支援したが、残念ながら議席の獲得には一歩及ばなかった。業界をあげての応援を行うには準備期間が短く、とりまとめる時間が足りなかったことが要因と言われている。今回は一歩及ばなかったものの、業界の声を国政の場に届けるためにも、活動を続けることの意義は非常に大きいと考える。

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る