DK-SIS白書2019_opt
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212018年タイプ別1業績と遊技環境DK-SISで見る2018年データ  第2章 61・1円パチンコもハイミドルタイプで業績が下落・1円パチンコはライトタイプのアウトが最も高い その他タイプは、業績を見ると、4円パチンコと同じく粗利が大きく上昇している。 2018年の1円パチンコタイプ別業績を総括すると、4円パチンコと同じく、台数シェアの主軸となるライトタイプ・ハイミドルタイプのうち、ライトタイプの業績は横這いに留まったが、ハイミドルタイプの業績は大きく下落している。しかしながらライトミドルタイプを中心に業績が上昇しているタイプもあり、結果として1円パチンコ全体では業績が横這いとなった。1円パチンコは、その台数シェアがパチンコ全体の中で約1/3を占めることから、パチンコ全体の業績を上昇させるには、1円パチンコの業績による影響も軽視できない。 4円パチンコよりも高年齢層が多い1円パチンコにおいては、年齢層を意識した機種構成も重要である。単純に4円パチンコで動かなくなった機種を1円に持っていくという考え方ではなく、自店の年齢層を考慮し、残す機種・外す機種を検討すべきである。機種入替の負担が増す今だからこそ、1円パチンコで稼動する遊技機を厳選するとともに、そもそも1円パチンコの台数シェアが店舗内で適正なのか再考の余地があるのではないだろうか。

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