DK-SIS白書2019_opt
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-800-700-900-900-400-1,000-700-900-800-400-600-200912018年貸し玉料金別1業績期間4.00円業績差◆店舗比率はパチンコを4円以上で営業している店舗における比率であるため、第1章8節「拡がる貸し玉料金引き上げの動き」に記載した店舗比率とは異なる。1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月アウト(個)13600売上(円)22,40020,40020,50020,50020,40020,60022,50022,20021,00019,20019,20020,900粗利(円)4円超え玉粗利(円)粗利率(%)店舗比率(%)アウト(個)15300売上(円)22,60021,00020,90021,30021,30021,30022,90023,20021,90020,10019,90021,700粗利(円)玉粗利(円)粗利率(%)店舗比率(%)94.5アウト(個)-1700-1900-1800-2000-2000-2000-1800-2200-2100-1900-1900-2000売上(円)粗利(円)玉粗利(円)+0.05粗利率(%)12300123003,8703,4903,4200.280.280.2817.317.116.75.55.65.614200141003,5603,1703,1200.230.220.2215.815.114.994.494.4+310+320+300+0.06+0.06+1.5+2.0+1.81250012400124003,4403,5103,6100.280.280.2916.817.217.56.06.26.31450014400144003,2003,3203,2800.220.230.2315.015.615.494.093.893.7+240+190+330+0.06+0.05+0.06+1.8+1.6+2.11370013400127003,8203,7603,4600.280.280.2717.016.916.56.26.46.41550015600148003,4303,5803,2300.220.230.2215.015.414.793.893.693.6+390+180+230+0.06+0.05+0.05+2.0+1.5+1.71160011400125003,2503,3403,6500.280.290.2916.917.417.56.36.36.41350013300145003,0502,9903,2800.230.220.2315.215.015.193.793.793.6+200+350+370+0.05+0.07+0.06+1.8+2.4+2.346表1.33 2018年パチンコ貸し玉料金別業績推移 第1章  DK-SISで見る業界動向 以下のデータは2018年のDK-SISにおける、貸し玉料金4円超えで営業しているパチンコと4.00円(4円ちょうど)で営業しているパチンコの業績を比較したものである。 2018年パチンコ貸し玉料金別の業績を4円超えと4.00円で比較すると、4円超えの方がアウトは10%以上低く推移している一方で、粗利は5~10%程度高く推移している。売上と粗利率に目を向けると、4円超えの方が4.00円に比べて売上が低く、粗利率がかなり高い状況が続いている。この傾向は2017年と比較しても大きく変化していない。 そもそも4円超えに移行する目的を考えてみると、まずは売上が上昇することを狙い、それに伴って粗利を少しでも増やしたいというところがほとんどではないだろうか。しかしながら4円超えを実施している店舗の売上平均が、4.00円の店舗の売上平均をかなり下回っており、売上を上げること自体ができていない。粗利だけは粗利率が高いことで4.00円の店舗を上回っているが、アウトは4.00円の店舗と比べて10%以上低く、本来の目的通りの結果かどうかは疑問である。 実際に2018年においても、貸し玉料金を4円超えに引き上げる動きが拡がりを見せていない。ただ、2019年10月に消費税が10%へと引き上げられる予定となっており、このタイミングで貸し玉料金の引き上げを検討する店舗も多くなると想定している。引き上げを行った際には、本来の目的に見合った効果が得られたかどうか、しっかりと見極めるべきであると考える。9 2018年貸し玉料金別の業績

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