DK-SIS白書2018_opt
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912017年貸し玉料金別1業績-40042アウト(個)136001270012000129001310012700129001320012000116001150012800売上(円)22,10020,70019,60021,40021,70021,40021,60022,00020,20019,40019,30021,400粗利(円)4円超え玉粗利(円)粗利率(%)店舗比率(%)アウト(個)164001560014800156001560015100154001560014400138001360014600売上(円)24,10022,80021,70023,00022,80022,50022,80023,10021,30020,40020,30021,800粗利(円)玉粗利(円)粗利率(%)店舗比率(%)アウト(個)-2800-2900-2800-2700-2500-2400-2500-2400-2400-2200-2100-1800売上(円)-2,000-2,100-2,100-1,600-1,100-1,100-1,200-1,100-1,100-1,000-1,000粗利(円)玉粗利(円)+0.06+0.08+0.08+0.08+0.07+0.09+0.09+0.07+0.08+0.08+0.08+0.07粗利率(%)3,9503,7003,5300.290.290.2917.917.918.04.04.14.33,7303,3403,1500.230.210.2115.514.614.596.095.995.7+220+360+380+2.4+3.2+3.53,7603,6203,7500.290.280.3017.616.717.54.84.84.93,3203,2803,2200.210.210.2114.414.414.395.295.295.1+440+340+530+3.1+2.3+3.23,8803,8403,6500.300.290.3018.017.518.15.15.35.43,3103,4403,1400.210.220.2214.514.914.794.994.794.6+570+400+510+3.4+2.6+3.33,4303,4903,7000.300.300.2917.718.117.35.55.45.63,0403,0303,2200.220.220.2214.914.914.894.594.694.4+390+460+480+2.8+3.2+2.5 第1章  DK-SISで見る業界動向期間4円ちょうど業績差◆店舗比率はパチンコを4円以上で営業している店舗における比率であるため、第1章8節「拡がる貸し玉料金引き上げの動き」に記載した店舗比率とは異なる。1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月表1.33 2017年パチンコ貸し玉料金別業績推移 以下のデータは2017年のDK-SISにおける、貸し玉料金4円超えで営業しているパチンコと、4円ちょうどで営業しているパチンコの業績を比較したものである。 2017年のパチンコ貸し玉料金別の業績を4円超えと4円ちょうどで比較すると、4円超えの方がアウトは1年を通じて10%以上低く推移しており、粗利は1月を除くすべての月で10%以上高く推移する状況となっている。また、売上と粗利率を見ると、4円超えの方が売上はほとんどの月で約5%以上低く推移しており、粗利率はすべての月で2%以上高く推移している。 そもそも4円超えに貸し玉料金を移行する目的を考えてみると、まずは売上が上昇することを狙い、それに伴って自然と粗利が上昇することを目指しているところが多いのではないだろうか。しかし、上述した通りパチンコでは第1段階である「売上の上昇」という目標が果たせない中で、無理に「粗利の上昇」だけを実現させようとしたことで、アウトの下落を招いた様子が見て取れる。 なお、年末に向けて4円超えと4円ちょうどで売上の差が徐々に縮まっているが、粗利率の差が縮まる様子はなく、アウトの差も縮まってきていない。高い粗利率はファンに重い負担となりアウトの下落に繋がるため、4円超えに営業を転換する場合には粗利率に注意を払う必要があるだろう。9 2017年貸し玉料金別の業績

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