DK-SIS白書2018_opt
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ダイコク電機株式会社代表取締役社長 日頃よりDK-SISをご愛顧いただき誠にありがとうございます。 DK-SIS会員は2018年3月末現在で3,638会員に、また遊技機台数では約146万台となり、市場の約1/3に迫る規模に至りました。これもひとえにホール企業様のご協力によるものであり、心より感謝申し上げます。 さて、2017年を振り返りますと、「DK-SIS」で推測する業界総粗利は前年比で約5%減少し、約2.91兆円となりました。業界総粗利の減少が長期間続いていることは事実であり、業界環境は一段と厳しくなっております。また、2018年2月には新規則が施行され、遊技機の出玉性能が約2/3程度に抑えられたことで、パチンコホールの売上・粗利はさらなる下落が想定されます。 ただし、新規則の施行は決してマイナス面ばかりではありません。パチンコ遊技機においては設定を設けることが認められました。これによりファンに対して従来では実現できなかった出玉率での提供が可能となります。さらに高設定を探すという新たな楽しみが増えることで、低迷が続くパチンコ業績を復活に導く可能性が十分にあります。パチスロ遊技機においても、6号機の自主規制が緩和されたことで、新たなゲーム性を持つ遊技機の登場が期待されております。 そして、業界環境が厳しい中、パチンコホールが勝ち残っていくためには、常にトレンドを察知し、柔軟に対応していく必要があります。弊社におきましても、業界のあり方を常に模索し、製品やサービス、そして当社の最大の強みである「DK-SIS」による情報提供を通じ、業界全体がポジティブ志向になるようリードしていく所存です。 最後になりますが、「DK-SIS白書」は日頃より「DK-SIS」で閲覧できるデータを集約し、将来に残して行きたいという思いから作成しております。過去を振り返ることはもちろんですが、将来を見据える上で本書が必ず皆様方のお役に立てるものであると確信しております。今後も皆様方及び業界全体が発展していくことを心より祈念いたします。根本 弘はじめに

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