DK-SIS白書2018_opt
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ダイコク電機株式会社DK-SIS室 室長 最後まで本白書をご覧いただき、ありがとうございます。DK-SIS白書も創刊してから15年目となりました。本白書にて業界の2017年データを改めてご覧いただき、どのように感じられましたか。 2017年はパチンコへの依存防止対策として、「出玉規制の基準等の見直し」、「営業所の管理者の業務として依存症対策を義務付け」などが掲げられ、風営適正化法施行規則及び遊技機規則の一部を改正する規則が制定・公布され市場に大きな衝撃を与えました。 新しく施行される規則は現市場の遊技機と比べて出玉性能が大幅に抑えられたものであり、この新規則機へ3年間の経過措置を設けて移行することとなりました。また、遊技機の前倒し認定が認められ、市場では遊技機の性能低下を懸念し、かつて体験したことのない数の認定申請となりました。 今後は「検定」・「認定」切れにともない随時遊技機を入れ替えていかなければなりません。移行期間の中でこれから登場する旧規則機、新規則機や中古機の入替戦略が業績に大きく影響することは間違いありません。本白書にはパチンコ、パチスロともにDK-SISに登場した全機種の業績貢献や過去3年間の稼動貢献上位機種を入替選定の参考にしていただくため掲載しています。また新たなコンテンツとして2017年の機種導入後における日毎推移データも掲載しております。これはコンテンツの新シリーズや似たようなスペックが登場した際に、どのようなアウト推移であったかを参考にして営業戦略に活かしていただける内容と思います。さらに問い合わせの非常に多い、売上増加を狙った貸し玉料金別の業績も今回初めて掲載しました。 最後に、DK-SIS白書は市場の実態にもっとも近いデータベースに基づいて編集されている書籍であり、パチンコ業界を振り返る際、業績とともに実態を把握できる唯一無二のものとなります。業界の未来は設定付きパチンコや自主規制が撤廃された6号機など、可能性に溢れています。厳しい状況は続きますが、本白書がご購入していただいた皆様方のお役立てとなれば幸いです。片瀬 宏之あとがき

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