DK-SIS白書2018_opt
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212017年1業界考察12 第1章  DK-SISで見る業界動向→1,500個12→10465枚超→285枚超360枚以下→225枚以下→153枚超3.規則改正に伴う業界の動き■パチンコへの「設定」導入 パチンコにも最大6段階までの設定をつけることが認められた。設定差がつけられるのは通常時の大当り確率と確変時確率のみで、通常時確率と確変時確率の比率は全設定で同じにする必要がある。■管理遊技機 遊技機規則に明記されたことで、出玉情報等を容易に確認できる管理遊技機が正式に認められた。◦改正規則の施行日以降に「検定」が切れる遊技機に対して、改正規則の施行日以前に各都道府県の公安委員会に「認定」審査を申請し認められた遊技台は、改正規則の施行日から3年間「認定機」として認められる。 この経過措置により、従来は検定期限の1~2ヶ月程度前にのみ認定申請を行う運用となっていたが、2018年2月以降に検定切れとなる遊技台についても前倒しで認定申請が実施された。これによって従来の10倍以上に及ぶ多数の遊技台が短期間で認定申請されることとなり、関連の現場においては大きな混乱が発生した。 なお、「検定」・「認定」の有効期限が切れた状態で設置された遊技機(いわゆる「みなし機」)については、本来設置することが認められていない。しかしながら規則改正前においては「変更承認申請」を伴わない場合、そのまま設置されているケースが常態化しており、問題視されていた。これらの「みなし機」に対して、改正規則施行日以降は改めて取り締まりの対象となった。特に「みなし機」を中心として営業していた店舗にとっては、代替となる遊技機を用意できず、2018年2月の施行日前に閉店を余儀なくされるケースも非常に多くなった。■大当りの出玉規制の強化 1回の大当りで獲得できる上限が抑制された。パチンコ大当りの最大ラウンド数16→10大当り1回での最大獲得玉数2,400個大当り出玉に関する性能規格(MNRS)パチスロ2種BB無しの場合 :1種BBの最大払出枚数2種BB有りの場合 :1種BBの最大払出枚数 :2種BBの最大払出枚数253枚超用語の説明「検定機」…保通協の型式試験に適合し、各都道府県の公安委員会による検定を通過した遊技機「認定機」…「検定機」の有効期限である3年間を迎える前に、各営業者が引き続き当該遊技機を使用しようとする場合に、各都道府県の公安委員会に台毎に審査を受けた遊技機「変更承認申請」…遊技機の入れ替えや修理等に伴う部品交換を行う際に、各都道府県の公安委員会に申請するもの 遊技機施行規則においては、「検定機」・「認定機」以外の遊技機は「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機」として、設置することはできないと定められている。規則改正に伴い、改正規則施行時点で設置されている遊技機は、新規則の下で「検定機」・「認定機」となった訳ではないため、それらの取り扱いについても議論が重ねられた。その結果、以下のような経過措置が取られる運びとなった。【経過措置】◦改正規則の施行日である2018年2月1日以前に保通協へ型式試験の申請を行い、2018年2月以降に適合した遊技機は、適合日から3年間「検定機」として認められる。

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