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概要

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DK-SISで見る業界動向⑨ 入替自粛による業績の分析■パチンコパチンコは入替自粛によって業績にわずかな影響があったポイント第1章40⑨ 入替自粛による業績の分析 各年の年間平均を1とした場合の稼動時間と粗利の推移を見ると、自粛期間があった2016年5月が稼動時間・粗利ともに2015年を若干ながら下回る傾向(前半はゴールデンウィーク中で入替が関係無いため考慮せず)となっており、5月の業績が2015年より落ち込んでいる。即ちパチンコでは入替自粛による影響が若干ながら現れているように見受けられる。 2000年以降で全国的な入替自粛は、今回の伊勢志摩サミットを含めると、過去に5回行われた。・2000年の九州・沖縄サミット(20日程度)・2002年の日韓ワールドカップ(30日程度)・2008年の洞爺湖サミット(地区により30~50日程度)・2010年のAPEC(地区により30~50日程度)・2016年の伊勢志摩サミット(全国では30日程度) 伊勢志摩サミットによる自粛期間は県ごとに異なっていたが、5/2~5/27の26日間は全国一斉での入替自粛期間と設定され、着実に実施された。ここでは、2016年に開催された伊勢志摩サミットによる入替自粛期間の業績を分析する。 以下のデータはパチンコにおける2016年伊勢志摩サミットによる入替自粛時と前後1ヶ月の業績を2015年の同時期と比較したデータである。なお、2016年と2015年の平均データの差と平日・土日祝の影響を考慮し、それぞれ「1週間の稼動時間(粗利)移動平均÷その年のアウト(粗利)年間平均」の推移を比較することで、「年間平均を1とした場合に各期間の業績がどうだったか」を比較したデータとなっている。表1.32 伊勢志摩サミット時比較データ(パチンコ)( 1週間の移動平均を2015年と比較)稼動時間粗利◆■部分は実質的な入替自粛期間を表す。