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概要

DK-SIS白書2016画像

DK-SISで見る業界動向③ DK-SISで見る業界動向分析■ 4 円パチンコ?4円パチンコの業績下落に歯止めかからず? 4円パチンコの時間売上が下落、 時間粗利は横這いも高い水準が続くポイント第1章20 以下のデータはDK-SISにおけるパチンコ機1台当たり(4円パチンコのみ)の日平均データの過去5年間推移である。 4円パチンコの業績は、2015年と比較してアウト・粗利ともに下落した。この5年間の推移を見ると、アウトは年を追う毎に下落しており、粗利はこの2年の下落幅が大きくなっている。また台数シェアに注目すると、4円パチンコの台数シェアが年々縮小しており、業績の厳しい4円パチンコの比率を減らす動きが続いていることが分かる。 時間売上に目を向けると、2015年と比較して下落した。2016年は遊技機の撤去・回収問題により、ほぼすべてのマックスタイプの遊技機が市場から姿を消したためである。また時間粗利は2015年から横這いであるが、引き続き高い水準が続いている。しかしながら、出玉性能(売上性能)が抑えられた新基準機においては、時間粗利が同じであっても「利益率」が上昇しており、ファンの体感はより厳しいものとなる。新基準機自体の業績は厳しくなっている(第3章3節参照)が、業績に貢献している大型機種は複数登場しており、これらの好調な機種をどのように活かすかが求められる。◆4円パチンコのみの集計 ◆台数シェアは各年12月末時点( 個) 4000035000300002500020000150001000050000(円)8,0007,0006,0005,0004,0003,0002,0001,0000表1. 8 4円パチンコ動向(2012年~2016年)2012年 2013年 2014年 2015年 2016年2012年2013年2014年2015年2016年対前年アウト(個) 19330 18240 17450 16440 15660 -780稼動時間(時間) 3.88 3.66 3.50 3.30 3.14 -0.16売上(円) 28,906 28,949 28,304 27,159 24,465 -2,694粗利(円) 4,083 4,072 4,000 3,830 3,622 -208時間売上(円) 7,450 7,900 8,080 8,230 7,780 -450時間粗利(円) 1,050 1,110 1,140 1,160 1,150 -10総遊技機内台数シェア42.3% 40.0% 38.4% 36.8% 35.4% -1.4%パチンコ内台数シェア64.0% 61.5% 60.1% 58.0% 56.9% -1.1%アウト粗利