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概要

DK-SIS白書2015画像

55DK-SISで見る2015年データ第2章②2015年タイプ別の業績と遊技環境 台数シェアに注目すると、20円ARTタイプは大幅に減少する一方で、20円ノーマル・30φタイプの台数シェアは増加した。また、久々にまとまった台数が導入された20円RTタイプも台数シェアを伸ばした。低価貸しパチスロについては、5円パチスロなどがわずかながら台数シェアを伸ばしている。 アウトに注目すると、20円パチスロの主要なタイプであるノーマル・ART・30φタイプはすべて下落している。また、タイプに占める新台の比率が高かったハイ・RTタイプは大幅にアウトが上昇した。低価貸しパチスロも20円パチスロの主要タイプと同様に下落した。 粗利に注目すると、20円ノーマルタイプは下落・20円ARTタイプは横這い・20円30φタイプは上昇と、主要なタイプで異なる傾向となった。 時間売上・時間粗利を見ると、20円30φタイプが大幅に上昇しており、20円ARTタイプも前年を上回っている。 なお、20円30φタイプの台数シェア・粗利・時間売上・時間粗利の上昇については、特定の機種による影響が大きい。 2015年のタイプ別動向を見ると、主要なタイプにおいて2014年よりも業績が下落した。特に、最も台数シェアの高い20円ARTタイプの業績下落は深刻と言える。その一因として、上昇し続ける時間売上により、ファンの離反を招いていることが考えられる。ただ、2015年に登場した新基準機を見る限り、単純に時間売上が低い機種を導入するだけでは高い業績は望みにくい。新基準機は出玉性能が低い分、より高いモードを投入しなければファンへの訴求力は低くなってしまう。出玉性能が低い機種しかないと嘆くのでなく、台数シェアの見直しも含め、ファンが本当に遊技しやすい環境を構築することがパチスロの業績改善に必要なのではないだろうか。・ 20円ARTタイプの台数シェアは減少、20円ノーマル・30φタイプは増加・ 20円主要タイプのアウトは前年を下回るポイント