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概要

DK-SIS白書2015画像

51DK-SISで見る2015年データ第2章②2015年タイプ別の業績と遊技環境 台数シェアに注目すると、2015年は2014年と比較して4円マックスタイプが大幅に増加した一方で、4円ミドル・ライトミドルタイプは大幅に減少した。また、1円パチンコはやや増加し、パチンコ全体の台数の1/3を超えた。 アウトに注目すると、全体的に下落傾向となっているが、その中でも4円マックスタイプの下落幅は他のタイプと比べて非常に大きくなっている。台数シェアを大きく伸ばした4円マックスタイプであるが、ファンの需要を大きく超えた供給であったことが浮き彫りとなっている。低価貸しパチンコを見ても、4円パチンコと同様に下落傾向となっている。 粗利に注目すると、アウトと同様の傾向となっており、4円マックスタイプの下落が際立っている。 時間売上に注目すると、パチンコ全体では前年を下回っているが、タイプ別に見るとすべてのタイプで前年を上回っている。タイプ別の時間売上が上昇した要因としては、どのタイプでも以前よりも出玉性能が高い機種が登場したことが挙げられる。しかしながら、もともと時間売上の低い低価貸しパチンコの台数シェアが増加したため、パチンコ全体としては時間売上が下落した。 時間粗利に注目すると、全体的に前年と比べて横這いで推移しているが、4円マックス・ライトミドルタイプは特に高い時間粗利となっており、決して楽観できるものではない。 2015年のタイプ別動向を見ると、今までパチンコ全体を牽引してきた4円マックスタイプの業績下落が目立つ結果となった。その一方で、同じく台数シェアを伸ばした4円ライトタイプについては、業績を維持出来ている。これは、マックスタイプのような出玉性能の高い機種ばかりとなってしまい、それについていけなくなったファンの受け皿としてライトタイプが機能した可能性を示唆していると思われる。今後、マックスタイプの撤去が進んでいくと予想される中で、期限いっぱいまでマックスタイプを設置するのではなく、段階的にマックスタイプ偏重の営業を脱しながら、ファンの受け皿となるタイプを育成することが、低迷を続けるパチンコ業績を転換させる一手となるのではないだろうか。4円マックスタイプは台数シェアが過去最大となるも、業績は大幅下落ポイント