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概要

DK-SIS白書2015画像

DK-SISで見る業界動向②2015年の業界考察200第1章15 さらに2015年以降、以下のような自主規制が実施された。→<申請>  i.サブ制御かつ当該ゲームのみのペナルティ機(~2015/8まで)  ii.主基板制御・ペナルティNG(~2015/11まで)  iii. 主基板制御・ペナルティNG・純増2枚未満・通常時の出玉率期待値100%未満(2015/12以降)→<新規設置の期限>  i.の機種および2014/11以前の申請機種:2015/11まで  ii.の機種:2016/7まで※ ii.以降の機種は「5.5号機」と呼称する。 もちろんパチスロにおいても出玉性能によって人気が支えられた機種が多数存在することは否定できない。ただ、出玉性能が低いながらもヒットしている機種は複数存在しており、パチンコに比べると遊技性の幅も広い。今後は成功事例をしっかりと検証し、既存ファンに受け入れられることはもちろんのこと、ロストファンを呼び戻せる、さらには新規ファンを呼び込める遊技機の開発が望まれる。 ? 店舗の大型化傾向が顕著に、1,000台を超える店舗のオープンが相次ぐ 2015年の店舗数は11,310店舗(警察庁発表資料より)となり、引き続き減少傾向となった。業界総粗利の減少と同様に、業界の規模が縮小していることを如実に表すデータとなっている。また、1店舗当たりの設置台数を見ると、平均では404.9台となっており、初めて400台を上回るとともに増加傾向が続いている(1章4節参照)。そのような中で遊技機設置台数が1,000台を超える店舗数が278店舗(対前年+35店舗)となっており、業界全体が縮小傾向にある中においても、1,000台を超える店舗増加数はこの10年で最も多く、業界上位の企業による出店意欲はまだまだ衰えているわけではないことが窺える。 また、各地域の主力企業が、他地域への進出を試みるケースも非常に多くなっており、業界全体が厳しい状況に置かれる中において、各企業の出店戦略も多様化している。 1,000台以上の店舗の増加傾向が続いていることから、業界上位の企業による出店は今後においても引き続き進んでいくと考えられ、中小店舗にとっては今後ますます厳しくなると予想される。そのような中で生き残るためには、営業形態や機種構成などで独自性を持たせる・新台入替のコストを削る・しっかりと既存機種を活用する等、営業利益を残す努力が重要になるのではないだろうか。? パチンコ・パチスロともに販売台数が減少、メーカーの倒産・撤退が相次ぐ  2015年の新台販売台数は約308万台となり、2014年と比較して約9万台減少した(台数は