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概要

DK-SIS白書2014

53DK-SISで見る2014年データ第2章②2014年タイプ別の業績と遊技環境 台数シェアに注目すると、2014年は2013年と比較して20円ノーマル・30φタイプが増加した一方で、ここ数年台数シェアを伸ばし続けてきた20円ARTタイプは減少に転じている。また、パチスロ内での20円パチスロの台数シェアはやや減少しているものの、パチンコと比較すると減少幅は小さくなっている。 アウトに注目すると、ほとんどのタイプで下落傾向にある。20円パチスロでは、20円ノーマル・30φタイプが20円ARTタイプと比べてやや減少幅が大きくなっているが、引き続き20円ノーマル・30φタイプのアウトが高い状況となっている。また、5円パチスロについては2013年と同程度のアウトとなっている。 粗利に注目すると、主要なタイプはすべて下落傾向にある。特に20円ART・30φタイプの下落幅が大きい。 時間売上を見ると、20円ART・30φタイプが上昇傾向にある。また、時間粗利を見ると、主要なタイプでは横這いとなった。 2014年のタイプ別動向を見ると、ほぼすべてのタイプで2013年と比較して業績がやや下落した。特に、第2章1節で触れたように、2014年のパチスロ業績は後半にかけて非常に冷え込んでいる。その要因は2014年9月の試射試験変更に端を発するART新機種の機種数・設置台数の減少によるところが大きい。2015年以降もしばらくは新機種の登場が少ないままと予想され、新機種による業績の大幅な改善を見込むことは難しいと思われる。パチスロの半分を占める20円ARTタイプだけに注力するのではなく、20円ノーマル・30φタイプも含めたバランスの良い営業を模索する必要があるのではないだろうか。20円ARTタイプの台数シェアが下落に転じるPOINTイントポ