ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

DK-SIS白書2014

49DK-SISで見る2014年データ第2章②2014年タイプ別の業績と遊技環境 台数シェアに注目すると、2014年は2013年と比較して4円マックス・ライトミドルタイプが増加したが、4円ミドルタイプは大きく減少している。また、パチンコ内の貸し玉料金別の台数シェアを見ると、4円パチンコが減少する一方、1円パチンコを主とした低価貸しパチンコが増加している。 アウトに注目すると、4円パチンコについては、4円ミドル・ライトタイプが大きく下落している。特に4円ミドルタイプは台数シェアが大きく減少する中でのアウト下落であり、厳しい状況となっている。また、4円マックス・ライトミドルタイプはわずかながら上昇し、4円マックスタイプは年間平均で初めて4円パチンコのタイプ別で最も高いアウトとなった。低価貸しパチンコを見ると、1円・2円パチンコともに下落しており、飽和傾向が見て取れる。 粗利に注目すると、4円ライトミドルタイプを除き下落となった。その中でも、アウトと同様に4円ミドルタイプの下落が目立つ。 時間売上に注目すると、4円パチンコについては、最も時間売上の高い4円マックスタイプがやや下落したものの、他のタイプでは上昇した。損益分岐割数10割の店舗が減少する中での時間売上上昇となっており、4円マックスタイプ以外の出玉性能が大きく上昇していることが窺える。 時間粗利に注目すると、4円パチンコでは出玉性能の高い4円マックス・ミドルタイプが下落した一方で、出玉性能の低い4円ライトミドル・ライトタイプが上昇した。特に、4円ライトミドルタイプは上昇幅が大きく、結果的にすべてのタイプの中で最も高くなった。 2014年のタイプ別動向を見ると、4円マックスタイプに大型機種が数多く登場した上に、これらの多くが好業績となり、パチンコ全体を牽引した1年となった。その一方で、4円ミドル・ライトタイプの業績は大きく下落した。この2つのタイプでは比較的薄利の「海物語」シリーズが台数シェアの多くを占めており、これらを除いた時間粗利は4円マックスタイプと同等以上となっている。さらに4円ライトミドルタイプの時間粗利についても高騰が続いており、メイン機種を除く4円パチンコの高時間粗利化に歯止めがかからない状況となっている。現在のような出玉性能が高い機種が今後も登場し続けるとは限らず、4円マックスタイプ偏重の営業をいつまで続けられるかは不透明である。多様な出玉性能の機種をファンが「ほどほど」の負担で遊技できるような環境作りが急務なのではないだろうか。・4円マックスタイプは台数シェア・業績ともに上昇・ 4円ライトミドルタイプの時間粗利が大きく上昇POINTイントポ