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概要

DK-SIS白書2014

はじめに 日頃よりDK-SISをご愛顧いただき誠にありがとうございます。 DK-SIS会員も2015年5月末現在で3,722会員となり、遊技機台数では約138万台と市場の約30%にまで至りました。これもひとえにホール企業様のご協力によるものです。また、弊社は昨年創業50周年を迎え、次の50年につなぐための一歩を踏み出しました。これからも「DKnext50」を合言葉に、今後も皆様からご愛顧頂ける製品・サービスを提供し続けるために邁進する所存です。  さて、2014年を振り返ってみますと、DK-SIS推測の業界総粗利は前年比で約4%減少し、約3.50兆円となりました。業界総粗利はここ数年緩やかな減少が続いていることは事実であり、業界全体が厳しい状況にあることは疑いようもありません。さらには、パチンコ・パチスロそれぞれにおいて、ほぼ同時期に出玉性能に関する規制の強化が予定されており、今後については益々不透明な状況となっております。 しかしながら不透明な状況であるとはいえ、この状況は閉塞感を打破するチャンスとも捉えることができます。現在の市場を見渡すと、4円パチンコでは出玉性能の非常に高いマックスタイプ、20円パチスロでは高コイン単価のARTタイプの設置比率が上昇しており、かなり偏った市場が形成されております。仮にこの偏った市場がファンの離反に繋がっていると考えた場合、強制的であれ市場を再構築しなければならないということは、失われたファンを取り戻すためのきっかけにすることも可能なのではないかと考えます。 もちろん一時的には大きな痛みを伴う改革になると思いますが、ファンあってこその業界です。市場の再構築を行い、若者から高齢者の方まで気軽に安心して遊べる娯楽としてもう一度原点へ回帰し、他の時間消費型レジャーと比較しても時間単価がリーズナブルで魅力のあるレジャーである、ということを認知してもらえるよう取り組むべきと感じております。 最後になりますが、DK-SIS白書は日頃よりDK-SISで閲覧できるデータを集約し、将来に残して行きたいという想いから作成を続けています。成熟産業であるこの業界においてさらなる成長を目指すためには、新たなことに挑戦することも重要ですが、過去を振り返り、足りないところを改善することもまた重要です。そのためにも本書が必ず皆様方のお役に立てるものであると確信しております。今後も皆様方と業界全体が発展していくことを心より祈念しております。G R E E T I N Gダイコク電機株式会社代表取締役社長栢森 秀行