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概要

DK-SIS白書2013

■遊技機購入費用と遊技機利益ここでは遊技機の購入費用についても推測を行い、業界総粗利から遊技機購入費用を除いた遊技機利益の推測を行うことにする。なお、遊技機の販売台数・遊技機購入費用は、DK-SISの独自調査による集計データである。以下のデータはこの考え方を基に算出したDK-SISの推測する過去5年間の遊技機購入費用を含めた市場粗利推移である。表1. 22遊技機購入費用を含めた市場粗利推移(推測)(1995年・2009年~2013年)(兆円)6.005.00パチンコ総粗利パチスロ総粗利遊技機購入費用DK-SISで見る業界動向3.002.001.004.00第1章5業界総粗利と遊技機購入費考察01995年2009年20100年2011 1年20122年2013年1995年2009年2010年2011年2012年2013年業界総粗利規模(兆円)4.494.273.953.823.783.63遊技機購入費用(兆円)0.631.191.191.241.371.20遊技機利益規模(兆円)3.863.082.762.582.412.43遊技機購入比率14.0%27.9%30.1%32.5%36.3%33.1%総販売台数(台)4,070,0004,180,0003,760,0003,610,0003,840,0003,550,000平均遊技機購入単価(円)155,000280,000310,000345,000357,000338,000入替回転数0.850.920.830.790.840.77◆遊技機購入費用に中古機は含まない。◆遊技機利益は、業界総粗利から遊技機購入費用を差し引いたものである。2013年の遊技機購入費用は、遊技機総販売台数の減少と遊技機1台当たりの平均遊技機購入単価の下落により、2012年と比較して大幅に下落した。また遊技機利益を見ると、2012年とほぼ横這いでの推移となっている。ただし、DK-SISによる2012年の遊技機購入比率が36.3%となっているが、この数値は実態より高すぎると考えられ、2012年の遊技機購入単価や遊技機購入費用はもう少し低かった可能性がある。そして、その点も考慮すると実際には遊技機利益の減少傾向が続いていると推測される。遊技機販売台数が大幅に減少した要因は、業界総粗利の減少傾向が止まらない中、遊技機にかけるコストに手を入れた店舗が増加したためであると思われる。しかしながら、2014年4月より消費税の増税も行われるため、今後においても遊技機の選定・適正台数の見直し等、さらなるコスト削減を続けることが必要なのではないだろうか。P O I N Tポイント遊技機利益がは大低幅いに水下準落で推移32