ブックタイトルDK-SIS白書2011

ページ
59/204

このページは DK-SIS白書2011 の電子ブックに掲載されている59ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

DK-SIS白書2011

DK-SISで見る2011年データ第2章Chapter 22台数シェアに注目すると、2011年は2010年に引き続き、20円ARTタイプの台数シェアが大きく増加し、ついにパチスロ台数の過半数を占めた。その一方で20円ノーマル・RTタイプの台数シェアが減少した。これは、パチスロ総設置台数が増加する中で、20円ノーマルタイプの台数は増加しなかったことで、相対的に台数シェアが減少したためであり、必ずしも撤去が進んだという訳ではない。また、5円パチスロを中心とした低価貸しパチスロは、パチスロ台数の10%を占めており、徐々にその台数シェアを伸ばしている。業績に注目すると、2010年に比べてほぼ全てのタイプで横這いもしくは上昇傾向となった。特に20円ARTタイプは台数シェアを伸ばす中で業績も上昇しており、ファンの支持が集中していると言える。逆に、20円RTタイプはファンの支持が大幅に低下し、台数シェアを大きく減少させた。また、低価貸しパチスロの業績を見ると、5円・10円パチスロともに2010年と比べて向上した。特に5円パチスロについては20円パチスロよりもアウトが高くなっており、粗利は低いもののパチンコにおける1円パチンコと同様に、高稼動を期待することができる状況となっている。時間粗利については業績が大きく下落した20円RTタイプを除いて横這いであるが、パチンコと比べると時間粗利は全体的に低い水準となっている。2011年は無理に時間粗利を高めることはせず、現状維持でとどめたことがパチスロ全体の好業績に繋がったと考えられる。このことは時間粗利が高騰し続けている4円パチンコの業績を改善するヒントとなるのではないだろうか。2011年タイプ毎の業績と遊技環境ポイントP oint・20円ARTタイプは引き続き業績・台数シェア向上・5円パチスロは台数シェアが小さいものの業績が向上57