ブックタイトルDK-SIS白書2011

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概要

DK-SIS白書2011

DK-SISで見る業界動向第1章Chapter 1■遊技機購入費用と遊技機利益ここでは前回のDK-SIS白書でも行ったように、遊技機の購入費用についても推測を行い、業界総粗利から遊技機購入費用を除いた遊技機利益の推測を行うことにする。なお、遊技機の販売台数・遊技機購入費用は、DK-SISの独自調査による集計データである。以下のデータはこの考え方を基に算出したDK-SISが推測する過去5年間の遊技機購入費用を含めた市場粗利推移である。表1. 22遊技機購入費用を含めた市場粗利推移(推定値)(1995年・2007年~2011年)(兆円)6.005.00パチンコ総粗利パチスロ総粗利遊技機購入費用5業界総粗利と遊技機購入費考察4.003.002.001.0001995年2007年2008 08年2009年20100年2011 1年1995年2007年2008年2009年2010年2011年業界総粗利規模(兆円)4.494.374.324.273.953.82遊技機購入費用(兆円)0.631.431.221.191.191.24遊技機利益規模(兆円)3.862.943.103.082.762.58遊技機購入比率14.0%32.7%28.2%27.9%30.1%32.5%総販売台数(台)4,070,0005,260,0004,340,0004,180,0003,760,0003,610,0001台当たりの遊技機価格(円)155,000270,000280,000280,000310,000345,000入替回転数0.851.110.950.920.830.79※1遊技機購入費用に中古機は含まない。※2遊技機利益は、業界総粗利から遊技機購入費用を差し引いたものである。2011年の遊技機購入費用は、総販売台数が減少したものの1台当たりの遊技機価格が大幅に上昇したため、2010年と比較して上昇した。業界総粗利が減少する中、遊技機購入費用が上昇したことで、遊技機利益の大幅な下落及び遊技機購入費用の比率上昇に繋がった。遊技機価格が大幅に上昇している要因として、遊技機価格が全体的に高騰していることが挙げられる。特に、新台導入時においてパチンコ・パチスロともに話題性のある機種に需要が集中する傾向が続いており、これらの販売価格が高い水準となっていることも影響したと考えられる。しかしながら、全ての話題性のある機種が好業績となっているとは限らない。逆に販売台数がそれほど多くない機種でも好業績となる機種もあるため、これまで以上に機種選定が重要となることは言うまでもない。遊技機利益の減少が続いている中、さらなる入替コストの効率化が必要なのではないだろうか。ポイントP oint遊技機利益が大幅に下落33