ブックタイトルDK-SIS白書2011

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概要

DK-SIS白書2011

DK-SISで見る業界動向第1章Chapter 1■4円パチンコ以下のデータはDK-SISにおけるパチンコ機1台当たり(4円パチンコのみ)の日平均データの過去5年間推移である。表1.8 4円パチンコ動向推移(2007年~2011年)(個)(円)400008,000アウト粗利350007,0003DK-SISで見る業界動向分析300006,000250005,000200004,000150003,000100002,00050001,00002007年2008年2009年2010年2011年02007年2008年2009年2010年2011年対前年アウト(個)2536025520244402154020330-1210稼動時間(時間)5.15.14.94.34.1-0.2売上(円)30,14632,11732,30529,95829,234-724粗利(円)3,7884,6274,7544,3524,256-96時間売上(円)5,9406,2906,6106,9507,160+210時間粗利(円)7509109701,0101,040+30パチンコ内台数シェア100.0%89.7%82.6%71.8%68.4%-3.4%※4円パチンコのみの集計4円パチンコの業績は、稼動時間・粗利ともに下落傾向となった。台数シェアの大きい4円パチンコの業績が、パチンコ全体、さらには店舗全体の業績下落の主要因となっている。4円パチンコの状況が益々悪くなる中、低価貸し営業に活路を求める動きがここ数年続いており、パチンコ内における4円パチンコの台数シェアは年々下落している。ただ、2011年においてはその動きも鈍ってきており、低価貸し市場においても成熟・飽和傾向が見て取れる。時間売上・時間粗利に注目してみると、パチンコ全体の傾向とは異なり、ともに上昇傾向が続いている。時間売上が上昇を続けているということは、4円パチンコにおいては全体的に出玉性能が上がり続けていることを意味する。また時間粗利の上昇は、4円パチンコファンに対する負担が年々増しているということに他ならない。稼動が減少したことによる負担を、時間粗利上昇によってさらにファンに押し付けていることが、4円パチンコ市場の凋落に繋がっているものと考えられる。21