ブックタイトルDK-SIS白書2011

ページ
21/204

このページは DK-SIS白書2011 の電子ブックに掲載されている21ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

DK-SIS白書2011

DK-SISで見る業界動向第1章3で見る業界動向分析Chapter 13ここからは、本題である弊社ダイコク電機戦略情報システムDK-SISが保有するデータを基にした業界分析を行う。一般的に業界規模は売上ベースで表されるが、パチンコ業界における売上金額はあくまでも貸し玉金額の合計であり、実際にはその中から出玉で還元するため、売上金額自体はさほど大きな意味を持つものではない。業界の業績を捉えるには、遊技機の稼動時間(人気指標)と粗利(利益指標)の2つのデータで捉えることが妥当であると考える。DK-SISで見る業界動向分析■全店以下のデータはDK-SISにおける遊技機1台当たりの日平均データ(パチンコ・パチスロを合算)の過去5年間の推移である。表1. 6業界動向推移(2007年~2011年)(時間)8.0稼動時間粗利8,000(円)7,0006.06,0005,0004.04,0003,0002.02,0001,0000.02007年2008年2009年2010年2011年02007年2008年2009年2010年2011年対前年稼動時間(時間)5.15.04.94.74.70.0売上(円)29,53827,33826,66224,19323,670-523粗利(円)3,9574,1334,1153,7783,668-110時間売上(円/時間)5,790 5,460 5,430 5,130 5,040 -90時間粗利(円/時間)780 830 840 800 780 -20※2007年は4円パチンコ、20円パチスロのみの合算※2008・2009年は4円・1円パチンコ、20円・5円パチスロの合算※2010年以降は全ての貸し玉料金営業データの合算2011年は、2010年と比較して稼動時間は横這いに留まったものの、粗利は微減となった。過去5年の推移を見ると、2008年頃より低価貸し営業が増えてきたが、全体の平均稼動時間を回復させるには至っておらず、業績は下落傾向となっている。時間売上・時間粗利に注目すると、2011年と比較してともに下落傾向となった。特に時間粗利においては2009年をピークとして下落に転じている。この要因と現状の問題点については、ここに掲載したデータのみで考察を行うことが難しいため、パチンコ・パチスロ別データや低価貸しデータも踏まえ、次頁以降で詳しく考察を行うことにする。ポイントP oint稼動時間の下落に歯止めがかかるも粗利は減少19