DK-SIS白書2010

DK-SIS白書2010 page 51/238

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DK-SISで見る2010年データ第2章Chapter 2台数シェアに注目すると、2010年は20円ARTタイプの台数シェアが大幅に増加し、20円パチスロの約半分を占めるようになった。その一方、20円パチスロの他のタイプは台数シェア....

DK-SISで見る2010年データ第2章Chapter 2台数シェアに注目すると、2010年は20円ARTタイプの台数シェアが大幅に増加し、20円パチスロの約半分を占めるようになった。その一方、20円パチスロの他のタイプは台数シェアを落とし、特に20円ノーマルタイプと20円RTタイプの減少幅が大きい。5円パチスロは2009年の2倍近くまで台数シェアを伸ばしたが、5円パチスロを中心とした低価貸しパチスロ台数シェアは約7%と、パチンコほど低価貸し営業は普及していない。業績について注目すると、2010年は2009年に比べて、20円ノーマル・20円30φタイプは横這いであったが、20円ART・20円RTタイプは大きく上昇した。20円ART・20円RTタイプの業績好調な要因として、人気のあるコンテンツの採用だけでなく優秀なゲーム性を持つ機種が複数登場したことが挙げられる。また、20円ノーマル・20円30φタイプの業績は横這いとなった。低価貸しパチスロの業績に目を向けると、5円パチスロについてはアウト・粗利ともに上昇した。しかしながら、20円パチスロと比較してアウトは同程度であるが、粗利は1,500円に留まり1円パチンコより低くなっている。2010年は20円ARTタイプの躍進した年と言える。また、ARTタイプの時間粗利は2009年と比べて大幅に減少している。ファンに対する「優しい」営業がアウト上昇を引き起こし、結果的に高い粗利を確保することができたと言える。このような相乗効果もARTタイプ台頭の一因であろう。今後もこのような傾向が続けばパチスロの業績上昇も引き続き期待できるのではないだろうか。22010年タイプ毎の業績と遊技環境ポイントPOINT20円ARTタイプは台数シェア・業績ともに大幅上昇49