DK-SIS白書2010

DK-SIS白書2010 page 38/238

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第1章DK-SISで見る業界動向Chapter 17APEC入替自粛による業績の分析7APEC入替自粛による業績の分析2000年以降で過去に行われた全国的な入替自粛は、以下の4回が挙げられる。・2000年の九州・沖縄サミット(20日程度....

第1章DK-SISで見る業界動向Chapter 17APEC入替自粛による業績の分析7APEC入替自粛による業績の分析2000年以降で過去に行われた全国的な入替自粛は、以下の4回が挙げられる。・2000年の九州・沖縄サミット(20日程度)・2002年の日韓ワールドカップ(30日程度)・2008年の洞爺湖サミット(地区により30~50日程度)・2010年のAPEC(地区により30~50日程度)ここでは、2010年に開催されたAPECによる入替自粛期間の業績を分析する。APECによる自粛期間は県ごとに異なり、最も早い地域(近畿地区等)は10/1より行われ、11/1にはほぼ全ての地域で自粛に突入した。また、多くの地域では11/14に自粛は終了したが、最も遅い地域(神奈川県)では12/5とかなりばらつきがあった。■パチンコ以下のデータはパチンコにおける2010年APECによる入替自粛期間の業績を2009年の同時期と比較したデータである。なお、平日・土日祝の影響をなくすためにそれぞれ1週間の移動平均を算出し、比較を行った。表1.24 APEC期間パチンコデータ(1週間の移動平均比較)稼動時間(時間)6.562009年稼動時間2010年稼動時間2009年平均2010年平均入替自粛期間5.554.543.58月9月10月11月12月粗利(円)6,5006,0005,5002009年粗利2010年粗利2009年平均2010年平均入替自粛期間5,0004,5004,0003,5003,0002,5008月9月10月11月12月2010年のパチンコ業績は2009年と比較して常に低い水準で推移している。また2009年と2010年のグラフの形が似通っており、この2年間の時系列で見る業績傾向は変わっていないと言える。しかしながら、自粛期間前と自粛期間中で2つのグラフともに実線と点線の幅が広がっており、自粛期間中では自粛期間前に比べて業績の下落幅が大きくなっていることが分かる。即ちAPECの入替自粛によって、業績に影響を与えたと考えられる。ポイントPOINTパチンコはAPECによる自粛の影響を受けた36