DK-SIS白書2010 page 32/238

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第1章DK-SISで見る業界動向Chapter 15業界総粗利と遊技機購入費考察以下のデータは、「表1.16遊技機設置台数（年間平均）推移」と「表1.18ＤＫ-ＳＩＳが推測する過去5年間の業界業績推移」からパチンコ業界の市場規....

第1章DK-SISで見る業界動向Chapter 15業界総粗利と遊技機購入費考察以下のデータは、「表1.16遊技機設置台数（年間平均）推移」と「表1.18ＤＫ-ＳＩＳが推測する過去5年間の業界業績推移」からパチンコ業界の市場規模を推測したものである。なお、年間の営業日数は営業休日を考慮し、年間で330日の営業を行ったものと仮定した。表1. 19が推測する市場規模の推移（1995年・2006年～2010年）（兆円）5040パチンコ売上パチスロ売上パチンコ粗利パチスロ粗利30201001995年2006年2007年2008年2009年2010年年1995年2006年2007年2008年2009年2010年総売上（兆円）総粗利（兆円）パチンコ－20.420.521.220.918.0パチスロ－17.212.07.26.77.1市場全体－37.632.528.427.625.1パチンコ3.792.332.583.123.192.79パチスロ0.702.141.791.201.081.13市場全体4.494.474.374.324.273.92粗利率－11.9％13.4％15.2％15.4％15.6％業界の市場規模（売上規模）を「DK-SIS」の保有する実データから推測すると、一般的に２０１０年の業界規模は約２１兆円と言われているが、実際には大きく上回る水準となっている。ただし、売上規模は業況を捉えるデータとしては参考程度にした方がよいと考えている。なぜなら売上はあくまで貸し玉料金であり、他業界の売上とは意味合いが異なるためである。そこで、業況の本質を捉えるには遊技客の負け金額総額である粗利規模を見ることが最も重要となる。粗利規模はここ数年4兆円を超える水準で推移していたが、２０１０年は大きく下落し、集計開始後初めて4兆円を割り込む結果となった。内訳を見ると、パチスロは２００９年までの下落傾向から上昇に転じたが、パチンコの大幅な下落を補うまでには至らなかった。ポイントPOINT粗利規模が初めて４兆円を下回る30