DK-SIS白書2010 page 21/238

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3で見る業界動向分析DK-SISで見る業界動向ここからは、本題である弊社ダイコク電機戦略情報システムDK-SISが保有するデータを基にした業界分析を行う。一般的に業界規模は売上ベースで表されるが、パチンコ業界にお....

3で見る業界動向分析DK-SISで見る業界動向ここからは、本題である弊社ダイコク電機戦略情報システムDK-SISが保有するデータを基にした業界分析を行う。一般的に業界規模は売上ベースで表されるが、パチンコ業界における売上金額はあくまでも貸し玉金額の合計であり、実際にはその中から出玉で還元するため、売上金額自体はさほど大きな意味を持つものではない。業界の業績を捉えるには、遊技機の稼動時間（人気指標）と粗利（利益指標）の2つのデータで捉えることが妥当であると考える。■全店第1章Chapter 13DK-SISで見る業界動向分析以下のデータはDK-SISにおける遊技機1台当たりの日平均データ（パチンコ・パチスロを合算）の過去5年間の推移である。表1. 6業界動向推移（2006年～2010年）（時間）8.0稼動時間粗利8,000（円）7,0006.06,0005,0004.04,0003,0002.02,0001,0000.02006年2007年2008年2009年2010年02006年2007年2008年2009年2010年対前年稼動時間（時間）5.15.15.04.94.7-0.2売上（円）33,08929,53827,33826,66224,193-2,469粗利（円）3,9313,9574,1334,1153,778-337時間売上（円／時間）6,4905,7905,4605,4305,130-300時間粗利（円／時間）770780830840800-40※２００８・２００９年は４円・１円パチンコ、２０円・５円パチスロの合算※２０１０年は全ての貸し玉料金営業データの合算2010年は2009年と比較して遊技機1台当たりの稼動時間・粗利ともに下落した。過去5年間でみても2010年は最も悪くなっている。2008年より稼動を重視した低価貸し営業が増えてきたが、全体の稼動時間を回復させるには至っていない。時間売上・時間粗利に注目してみると、2010年はともに下落した。特に時間粗利においては2009年までじわじわと上昇を続け、一見歯止めがかかったかのように見える。これは、時間粗利の低い1円パチンコの台数シェアが2009年に比べて上昇したためである。詳しくはパチンコ・パチスロの項目で解説する。ポイントPOINT2010年の業績は過去5年間で最も悪い結果に19