CROSS TALK「ダイコク電機」を語るクロストーク

生産ラインのオートメーション化に挑む

ダイコク電機の前身は電気設備会社。創業時より、モノづくりに対する情熱と挑戦意欲を持つ企業として、数々の“業界初”を成し遂げてきました。そして現在。ダイコク電機の研究開発の最前線に立つ技術者たちが、新たな挑戦に取り組んでいます。あるプロジェクトに挑む2人の社員に、プロジェクトの概要と面白さ、そしてダイコク電機でモノづくりを行う魅力についてたずねました。

YUTO
KONDO
Joined in 2016
近藤 佑斗
生産統括部
技術部
技術推進係
HIROMICHI
AOKI
Joined in 2015
青木 宏道
生産統括部
技術部
技術推進係
SCROLL
01
プロジェクトの概要

初の自動化設備プロジェクトに精鋭たちが集う。

青木
「自動化設備を導入し、省人化ができないか?」という相談を受けたところから、生産工程の自動化プロジェクトがはじまりました。
近藤
とは言え、当時は社内では自動化設備の設計、制作の経験がなかったんですよね?過去にそういった試みをしていたものの、実現には至らなかったと聞いています。
青木
その通り。製品をつくる際に作業工程の見直しを行い、作業効率を改善し省人化を実現させることで作業者不足を解決したいと考えてはいたものの、プロジェクトは頓挫していたんだよね。しかし、私は、商品設計や生産技術の経験があり、生産工場に携わりたいという動機で転職したので、もってこいのプロジェクトでした。ダイコク電機はファブレスでありながら自社に工作機械も豊富にあり、モノづくりがしやすい環境だと感じています。あと、ソフト設計が出来る人材も増員したかったので、研修を終えて正式配属されたばかりの近藤さんに声をかけました。
02
プロジェクトの発展

やったことがなければ、学びながらつくればいい。

近藤
自分は、青木さんの仕事を見てこの部署に入りたいと志願しました。学生の頃にソフトをつくっていたので、任せてほしいと言ってやらせてもらったのです。未知の領域は独学で調べたり、青木さんに聞いたりして学んでいきました。データを取得するためのネットワーク構成の構想から、アプリケーションの開発や機器の設置までを自分が担当しています。
青木
自分たちでゼロからつくるとは言え、まったく何もやったことのない状態です。それに、ひとつの製品をつくる工程には、様々な設備が複数台必要です。そこで、まずは工場内に設置された設備の構造を分析し、それを参考に製造ラインを構成するその他の設備を自分たちでつくりあげていきました。
近藤
当社の生産管理部門に現在の生産管理方法と課題について洗い出し、どうすれば自動化によって生産性が高まるのか、ということを話し合いましたよね。
03
プロジェクトの発展2

機能別に皆が担当し、
愛着のある自動化設備ができあがる。

近藤
設備用の部材は、殆どが未知の機器や部品でした。各部材について学ぶことからスタートしましたよね。実験ユニットをつくって事前検証もしました。自動化の機能別に担当を担いながら、それぞれの人たちが試行錯誤でやっていった感じですよね。
青木
ベルトコンベアからつくりはじめて、ちゃんと動いたときには純粋に感動した。ただ動いただけなんだけど(笑)。
近藤
私は、設備の中の様々なソフトウェアを担当しました。ちゃんとした動作をさせるというところが重要なため、そこは慎重にやっていきました。そこから機械のハード面の加工をしていきましたね。
青木
機能を追加していって今の形になったんだよね。勉強したものを追加することによって、いろんなことができるような設備に変わっていきました。お手製ですが、その分使い勝手の良い、愛着のあるものができました。
04
ダイコク電機のモノづくり環境

新卒、転職者かかわらず、挑戦させてくれる。

近藤
新卒入社後間もないのに重要なポジションの仕事をさせてもらえたことは、とてもありがたいと思います。もちろんまだまだ知識が足りない部分もありますが、何かあれば隣の席の青木さんにいつでも話しかけられるので、非常に助かっています。
青木
ダイコク電機は挑戦を歓迎する文化があるよね。私は転職してきたので前職と比較ができるのですが、研究して自社にない技術を身につけるということに対して積極的に投資してくれる会社です。大手の会社でも予算を制限されているところも多いと思いますが、当社では上司にやりたいことを相談し、明確に伝えることができればやらせてもらえます。今まで経験した中で一番自分のやりたいように挑戦させてもらっています。
近藤
自分は情報工学の専門ですが、担当するプロジェクトは情報工学以外にも電気、機械などの技術を複合的に利用するため、知らないことを日々学び実践することができますし、多くのことを経験できるのがいいですね。
青木
他では絶対に作らせてもらえないものも作らせてくれるので、幅広く多くの経験が得られるのも、ある意味、ダイコク電機ならではの魅力かもしれません。
近藤
エア抽選機ですね(笑)。将来的には、音声機能もつけたいと思っています。
青木
仕事でも何でも、楽しみ成長することが大切だね(笑)。
05
今後の展望

バラエティー豊かな技術者たちのシナジーで
組織力が上がっていく。

近藤
社内には青木さんだけでなく、こだわりを持ってモノをつくる人が何人もいるので、お互いに刺激されて影響を受けるところがたくさんあります。自分の担当技術分野以外にも、いろいろな分野の技術の話を聞けるのが良いです。
青木
毎年、組織としてステップアップしています。不足している技術領域の人材に入ってもらって、もっと力をつけていきたいです。やりたいことや、やらなければならないことは山積みですが、意識の高い様々な領域の技術者がいれば何でもできる。この自動化設備プロジェクトを通して手応えを感じています。
近藤
ダイコク電機は、自分がやったことのない領域も恐れずに手をあげて「やらせてください」と言える環境ですよね。今、自分は、協力工場の生産管理を従来以上に効率良く行うことを目的とした「IoTプロジェクト」にも同時進行で挑戦しているところです。様々な経験を通して多彩なスキルを身につけて、将来的には情報系を専門としながらも、それ以外にも広く浅く様々なものを扱えるエンジニアをめざしたいと思います。
青木
頼もしい!ぜひお願いします。 私の目標は、現在取り組んでいる自動化設備を、さらに多くの工場に導入することですね。自動化によって効率化も実現し、会社への利益貢献をすることはもちろん、関係者に幸せと感じてもらえるようなモノづくりの環境を構築したいと考えています。