平成24年5月11日15:20より名古屋証券取引所にて決算発表を行いました。
決算概略
連結
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
平成24年3月期 | 470.9億円 | 35.2億円 | 35.4億円 | 16.6億円 |
平成23年3月期 | 344.8億円 | 2.2億円 | 3.5億円 | △3.4億円 |
単独
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
平成24年3月期 | 440.3億円 | 42.9億円 | 44.7億円 | 1.1億円 |
平成23年3月期 | 311.3億円 | 10.9億円 | 14.9億円 | 1.8億円 |
業績要因
パチンコ業界全体
- 震災後の電力供給不足対応として輪番休業を実施した地域もあり、パチンコホールにおいて集客や稼動の減少などが心配されましたが、5月以降には、全国的に大きな影響は見られませんでした。
- 8月より警察庁生活安全保安課が発出した「広告・宣伝規制の運用方針の見直し」が施行され、店舗営業において広告・宣伝やイベントの実施について慎重な動きとなりました。
- パチスロ遊技機は、一昨年3月頃から好調な業績が続いています。
- パチンコ遊技機の出荷台数は、2009年後半になってから一機種あたりの出荷台数に伸び悩む傾向が続いており、当期は震災による半導体供給への影響もあり減少しました。
情報システム事業
好調なパチスロ遊技機の増台にあわせ、情報公開機器が販売増加
売上 | 営業利益 | |
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平成24年3月期 | 257.4億円 | 47.9億円 |
平成23年3月期 | 234.9億円 | 30.4億円 |
- 新規店舗などの大型投資は依然として低調な状態が続きましたが、小規模な設備投資を行う動きが見られました。
- パチンコ遊技機から好調なパチスロ遊技機への入替やパチスロ遊技機の大型機種の導入にあわせ情報公開機器「BiGMO」が高く評価され、ホールコンピューティングシステム「CⅡ」の導入にも繋がりました。
- MIRAIGATEネットワークを活用したホール支援サービス「CⅡスタンダード」の契約店舗数が増加しました。
制御システム事業
機種評価が高く販売台数増(市場投入機種数は前年と同程度)
売上 | 営業利益 | |
---|---|---|
平成24年3月期 | 204.6億円 | 8.7億円 |
平成23年3月期 | 94.9億円 | △10.2億円 |
パチンコ遊技機市場は、震災による半導体供給への影響もあり昨年9月までは販売機種数・販売台数が減少しましたが、当事業の機種は評価が高く販売台数が増加しました。
アミューズメントコンテンツ事業
売上 | 営業利益 | |
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平成24年3月期 | 9.0億円 | △2.8億円 |
平成23年3月期 | 15.6億円 | △0.5億円 |
- コンシューマゲームにおいて、前連結会計年度に受託した大型案件を中心に開発を行いました。
平成24年3月期
通期業績 (単位:百万円)
区分 | 平成23年3月期 | 平成24年3月期 | 前期比 | 平成25年3月期 見込 |
前期比 |
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売上高 | 34,483 | 47,096 | 36.6% | 55,000 | 16.8% |
営業利益 | 226 | 3,525 | 1459.7% | 4,000 | 13.5% |
経常利益 | 356 | 3,541 | 894.1% | 4,000 | 12.9% |
当期純利益 | △342 | 1,663 | -% | 2,300 | 38.3% |
1株当たり当期純利益(円) | △23.14 | 115.20 | 155.57 |
見通し
景気の先行は不透明な状況が続き、パチンコ業界も前年と同様のパチスロ優位の状況は変わらないと思われます。
このような市場環境のなか、新しいカテゴリーの製品投入で売上増を目指します。
情報システム事業
市場の高い評価を得たBiGMOを中心とする情報公開機器と新製品VEGASIAにより、ファンに向けたホール環境の品質向上と、ネットワークを活用したホール経営のフォロー体制の確立を目指し、新店需要が低調の中、既存店舗の設備投資を積極的に取込んでいきます。
制御システム事業
企画提案力の向上や体制見直しによる開発品質の追及により業績向上に努めます。
アミューズメントコンテンツ事業
開発力向上により受託開発の増加を目指します。