平成23年5月13日15:00より名古屋証券取引所にて決算発表を行いました。
決算概略
連結
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
平成23年3月期 | 344.8億円 | 2.2億円 | 3.5億円 | △3.4億円 |
平成22年3月期 | 518.5億円 | 46.2億円 | 49.0億円 | 23.4億円 |
単独
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
平成23年3月期 | 311.3億円 | 10.9億円 | 14.9億円 | 1.8億円 |
平成22年3月期 | 491.4億円 | 50.9億円 | 55.5億円 | 9.3億円 |
業績要因
- 全体では厳しい状況が続いていますが、パチスロ遊技機は、昨年3月頃から好調な業績が続いています。
- いわゆる1円パチンコ等の低貸玉営業の導入店舗は全国の70%を超えました。
- 特に2009年から優良店舗が参入するようになり、低貸玉営業の差別化競争が始まっています。
(店舗への部分導入が一般的で、設置台数で25%程度に拡大) - パチンコ台の出荷台数は、2009年後半になってから一機種あたりの出荷台数に伸び悩む傾向が続いています。
情報システム事業
新店など大型投資の低調が続く
売上 | 営業利益 | |
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平成23年3月期 | 234.9億円 | 30.4億円 |
平成22年3月期 | 255.9億円 | 38.3億円 |
- パチスロ活性化に対して、遊技機の楽しみを広げるコンテンツ表示や音声演出を加えた情報公開機器「BiGMO」や低貸玉営業における差別化の動きに対して、ファンの利便性向上を追及した台毎計数システム「楽pass」などの導入が順調に進みました。
- パチンコホールでは既存店舗への設備投資が中心となっています。
- ホール支援サービスである「CⅡデスク」「メンテナンスデスク」の価値を高め、ホールコンピューティングシステムCⅡの導入に繋げるなか、MIRAIGATEネットワークの普及を進めました。
- 新規店舗などの大型投資は依然として低調が続いています。
制御システム事業
販売機種数減により販売台数が減少
売上 | 営業利益 | |
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平成23年3月期 | 94.9億円 | △10.2億円 |
平成22年3月期 | 250.4億円 | 29.7億円 |
APEC開催に伴う遊技機入替の自粛、パチンコ遊技機の内規改正対応による開発期間延長、東日本大震災による販売延期等により、機種数及び販売台数が大幅に減少しました。
アミューズメントコンテンツ事業
事業基盤の改善、企業評価が高まる
売上 | 営業利益 | |
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平成23年3月期 | 15.6億円 | △0.5億円 |
平成22年3月期 | 12.4億円 | △2.2億円 |
- コンシューマゲームにおいて、開発力が評価され開発受注が増加しました。
- 携帯コンテンツは、mixiやYahoo!モバゲーに続きGREEへも提供を始めました。
平成24年3月期
通期業績 (単位:百万円)
区分 | 平成22年3月期 | 平成23年3月期 | 前期比 | 平成24年3月期 見込 |
前期比 |
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売上高 | 51,857 | 34,483 | △33.5% | 38,000 | 10.2% |
営業利益 | 4,626 | 226 | △95.1% | △1,500 | -% |
経常利益 | 4,903 | 356 | △92.7% | △1,500 | -% |
当期純利益 | 2,347 | △342 | -% | △1,500 | -% |
1株当たり当期純利益(円) | 158.76 | △23.14 | △101.46 |
見通し
業界は、3月11日東日本大震災後一旦落ち込んだ遊技客数は4月末現在において回復しました。
しかし、震災の影響により、顧客であるパチンコホールにおいては、建築資材不足もあり新規出店及び大型投資は抑えられ、遊技機メーカーにおいては、半導体流通が不透明なため新機種の販売が遅延していくものと思わます。
情報システム事業
新店需要が低調の中、既存店舗の設備投資を積極的に取込んでいきます。 MIRAIGATEシステムとネットワークサービスの強化をはかり、CⅡシェアの拡大とシェアを活かしたビジネスモデルの確立を目指します。
制御システム事業
事業基盤の強化を行い、リユース時代のビジネスモデルの確立を目指します。
アミューズメントコンテンツ事業
企画力と開発品質を向上させることで、事業拡大を目指します。