DK-SIS白書2018_opt
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212017年タイプ別1業績と遊技環境61DK-SISで見る2017年データ  第2章  20円ノーマルタイプは、台数シェアが横這いであるが、ATタイプの台数シェアが縮小したことから20円パチスロ内で最も多い台数シェアとなった。業績を見ると、アウト・粗利ともに安定しており、アウトは他のタイプに比べて高い。また、時間粗利は低く抑えられている。 20円RTタイプは、台数シェアがわずかに拡大したものの、業績はアウト・粗利ともに大きく下落した。2016年のメイン機種が2017年もそのまま稼動していたが、その業績が9月以降に下落したことに加えて、2017年に登場した新機種の業績が奮わなかったことで、タイプ全体の業績下落に繋がった。 20円ATタイプは、台数シェアが大きく縮小した。これは、その多くが「新基準に該当しない遊技機」で撤去が進んだためである。業績を見ると、アウト・粗利が大きく上昇しており、台数減による圧縮効果が見られる。 20円ARTタイプは、「押忍!番長3」(大都技研)・「パチスロ 北斗の拳 新伝説創造」(サミー)等の大型機種の登場により台数シェアを大きく拡大している。また、業績を見ると、アウトが上昇したものの、時間粗利は大幅に抑制されており、結果として粗利が大きく下落した。これは「押忍!番長3」が大型機種として登場し、長らく花形活用された影響が一因と考えられる。 20円A+ARTタイプは、20円ARTタイプに次いで年間の台数シェアが拡大した。ただし2017年の年間平均では9.5%だが、1月には12.5%あった台数シェアが12月には8.3%まで縮小している。業績を見るとアウト・粗利ともに大きく下落している。20円A+ARTタイプより魅力的な20円ARTタイプの登場機種数と台数シェアが増えたためと考えられる。 20円30φノーマルタイプ・ART他タイプは、ハナハナの業績が安定しており、沖ドキの業績は上昇している。 10円・5円パチスロは、どちらも台数シェアが縮小している。20円パチスロの台数が増えたために、相対的に台数シェアが縮小した。業績を見ると、10円・5円パチスロともに横這いとなっている。 2017年のパチスロ全体の業績を総括すると、パチンコの業績が前年に引き続いて落ち込んだことに対して、パチスロ全体の業績は横這いに留まった。2017年のパチスロ業績は、前年と同様に「新基準に該当しない遊技機」が業績を牽引しているところが大きく、新台が中心となっているパチンコと対照的である。 ただ、「新基準に該当しない遊技機」はいつまでも使えるわけではない。これらの機種を含めた旧規則機は、検定・認定切れにより遅くとも2021年1月末までにほぼすべて撤去されることになる。「新基準に該当しない遊技機」が無くなっていく過程において、それに代わる機種を用意して業績を作っていく必要がある。そのためには、今後登場する自主規制が緩和されたことでゲーム性が期待される6号機や、しばらくの間は登場する5.9号機について見定めていく必要があるのではないだろうか。・20円ノーマルタイプの台数シェアが最も多くなる・「新基準に該当しない遊技機」の自主規制に伴い20円ATタイプの業績が上昇

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