ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

DK-SIS白書2012

Chapter 1DK-SISで見る業界動向法的表現により善良の風俗及び清浄な風俗環境を害するおそれのある広告、宣伝等を行おうとするぱちんこ営業者等が存在している状況にある」という警告とともに、再度具体的事例を挙げての再通達が出されることとなった。現状でも広告宣伝に集客を依存している店舗は多いが、グレーな表現を用いた告知に頼らざるを得ないほどファンからの信用は失われているとも考えられる。信用を一朝一夕に作ること、取り戻すことは非常に困難でもあるため、再通達の内容をよく理解した上で、地道に信用の再構築を行うことが重要であると考える。第1章22012年の業界考察10再プレイ手数料と、来店・遊技ポイントに関する通達2012年4月に貯玉再プレイの手数料と来店ポイントの運用に関しての通達が出された。「再プレイ時の手数料を遊技球で徴収することは、遊技球を金銭として扱っているとみなされるため、一切取り止める必要がある」とされた。結果として、手数料を徴収する店舗はほぼ皆無となったが、それに合わせて損益分岐を10割に変更する店舗が増えることとなった。また、ポイントの付与について、「『来店』に対してつけられるポイントに関しては、ぱちんこ営業に係る賞品と別の景品の提供に関しては一定の範囲内で認められるが、遊技に関連する要素に基づいてつけられるポイント(例えば稼動ポイント等)については一切禁止」とされた。この来店ポイントについては2012年10月にホール5団体によって景品のガイドラインが定められ、景品上限は1万円、1日1ポイント、1ポイント当たり20円までとされた。店舗間の差別化要素が減少したとも考えられるが、規制の範囲内で有効に活用することが重要である。15