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業界環境

2018/6/29更新

当社の会員制情報サービス「DK-SIS」及び警察庁発表資料をベースに業界環境を解説します。

用語解説

売  上  1日・1台当たりの貸し玉(コイン)金額
粗  利  1日・1台当たりの粗利金額
稼動時間  遊技機1台が1日に稼動した時間 (算定基準 パチンコ5,000玉/時間、パチスロ2,000枚/時間)

店舗数の推移

 2017年の店舗数は10,596店舗となり、緩やかな減少傾向が長期にわたって続いています。

遊技機設置台数の推移

 遊技機設置台数は減少傾向が続いており、2016年以降は減少幅が大きくなっています。パチンコ遊技機・パチスロ遊技機別では、パチンコ遊技機の設置台数が減少を続けている一方で、パチスロ遊技機の設置台数はそれほど大きな変化が見られません。

「DK-SIS」パチンコ動向の推移

 2017年のパチンコ遊技機1台当たりの業績は、2016年と比較して稼動時間・粗利ともに下落しました。過去4年間の推移を見ても下落傾向に歯止めがかからず、厳しい状況が続いています。

「DK-SIS」パチスロ動向の推移

 2017年のパチスロ遊技機1台当たりの業績は、2016年と比較して稼動時間・粗利ともに横這いで、パチンコとは異なる傾向となっています。過去4年間の推移を見ると、若干下落傾向ではありますが、パチンコほどの下落とはなっていません。

「DK-SIS」の推測する市場規模の推移

売上規模

粗利規模

 業界の市場規模はDK-SISの実データからの推測で、売上規模は約18.6兆円、粗利規模は約2.91兆円となりました。DK-SISで業界の状況を表す最も重要な指標と考えている粗利規模は年5%程度の下落が続いており、市場を取巻く環境は年を追うごとに厳しくなっているといえます。
 パチンコ・パチスロ別で見ると、パチンコは年々大きく下落している一方で、パチスロは横這いに留まっています。

今後の業界動向推測

 業界全体の市場規模は、緩やかながら下落傾向が続いています。パチンコ・パチスロ別で見ると、パチンコは長期にわたって続いている低迷状態から抜け出す目処が立たない状況となっている一方で、パチスロは小幅な下落で踏み留まっています。パチンコに比べ、パチスロの業績が相対的に堅調な状況が続いていることから、パチンコからパチスロへ移行する動きも見られます。

 2018年2月に施行された改正規則により、パチンコ・パチスロともに遊技機の出玉性能がさらに抑制されることになります。ただし、2018年は経過措置により旧規則で定められた型式試験を通過した遊技機が市場投入されることから、しばらくの間はこれまでの傾向は大きく変化しないと考えます。

 しかしながら2019年以降においては、旧規則の検定切れ・認定切れ機種が増加することで、本格的に改正規則の影響を受けるため、それまでと同様の業績を維持することは難しいと想定されます。パチンコでは「設定付き」が認められたものの、これだけで現状の下落傾向に歯止めをかけられるとは考えにくく、出玉性能以外の部分で現状を打破するための施策が必要です。一方パチスロについては、6号機のARTに関する自主規制が緩和されたことに伴い、出玉性能自体は抑制されるものの、ゲーム性の改善によって業績貢献する機種の登場が期待されます。

 ファンを最優先で考えつつ、この淘汰の波に飲み込まれないためにはどのようなことができるのか、当社の「DK-SIS」はこのために努力を惜しまず提案を続けていきますので、今後ともご支援の程よろしくお願いいたします。